トリガーポイントセラピー
トリガーポイントとは?
お仕事などは、パターン化した動作が多いものですね。繰り返しの動作や急激な動き、長時間の不自然な姿勢などで筋肉は微小な損傷を生じやすいです。
筋肉は縮む時に力を発揮します。
筋線維にカルシウムが振りかかると収縮を開始します。このカルシウムを貯えているのが筋小胞体です。筋線維は筋小胞体に包まれているのですが、筋肉が微小な損傷を受けると、このカルシウムを貯えている筋小胞体が破壊され、カルシウムが豊富に放出されます。
そうすると力を入れる気がなくても、入った状態になってしまいます。
いつでもそこに力こぶを作っているような状態ですから酸素も栄養も欲しいのですが、この力こぶに毛細血管は押さえつけられてしまいます。
そうなると、その筋肉は酸素
不足、栄養不足になり、おまけに老廃物まで溜まってしまいます。道が細くなっていますから。
普通の状態なら余分なカルシウムは筋小胞体に回収されますが、エネルギー不足のため十分に回収されず、ますます多くのカルシウムが漂ってしまう悪循環に陥り、その筋肉に組織学的変化が起こりトリガーポイントが形成されます。
(あくまでも代表的な一例です。トリガーポイントの発生病理、病態生理学には他にも様々な仮説があり、様々な研究機関で研究されています。)
トリガーポイントの特徴
このトリガーポイントの特徴的なところは発生した部分に痛みが出るだけではなく、そこから離れたところにも痛みを広げる事にあります。
関連痛、放散痛と呼ばれるもので、患者さんの主訴は関連痛域のものが多いです。
関連痛はそれぞれの筋肉に特有のパターンがあり、施術する部位を特定する際の基準のひとつになります。また緊張や疼痛があるために可動域の制限、ガチガチに固まっているため筋力の低下もみられます。
トリガーポイントに対する施術
触診、問診、動作テストなど様々な角度から施術するべきターゲットを特定し、押圧・ストレッチなどを用いて施術を行います。
押圧も無理矢理に押し込むのではなく表面の緊張をほぐしながら、トリガーポイントに向かってゆっくり圧を加えていきます。(漸増加圧法)
ポイントを捕らえたら、そのまま緊張が緩むまで待ち、離します。阻血性圧迫といってポイントの血行をわざと悪くし、身体が血行を回復するためのリバウンド現象を利用して筋への負担を抑えながら中からほぐしてゆきます。




